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「giant contendが気になるけれど、CONTEND 2・CONTEND 3・AR・SLと名前が多すぎて、どれが自分向けなのか分からない」。売り場でいちばんよく受ける相談がこれです。しかも2026年9月1日にはGIANTが希望小売価格を改定し、2027モデルの発表で一部のモデルは継続リストから外れました。ネットで見かける価格表が古いまま、というケースも増えています。
先に結論をお伝えすると、いま新品で選ぶ現行CONTENDは実質4モデルです。はじめてのロードバイクで予算を抑えるならCONTEND 3(119,900円)、同じ車体でカーボンフォークと軽さを取るならCONTEND 2(139,700円)、太いタイヤとディスクブレーキで通勤や荒れた道も走りたいならCONTEND AR 4(169,400円)、長く乗る前提で上位パーツを最初から欲しいならCONTEND SL 1(264,000円)という分け方になります。
この記事では、GIANT公式の製品ページと価格改定表をもとに、各モデルの重量・コンポ・タイヤクリアランス・適応身長を並べて比較します。在庫限りになったモデルを買うときの注意点、サイズ選びの落とし穴、購入後に追加で必要なものまで、店頭で説明している順番でまとめました。
・2026年9月の価格改定後、現行で買えるCONTEND 4モデルの価格と違い
・CONTEND 3とCONTEND 2の差(フォーク素材と重量)をどう判断するか
・ディスクブレーキのAR 4、上位のSL 1が向いている人
・適応身長が重なるサイズの選び方と、購入後に必要なもの
giant contendとは?上位モデルの設計を受け継いだアルミロード

「はじめての1台」を想定したオールラウンダー
CONTENDは、GIANTがロードバイクの入門者に向けて展開しているアルミフレームのオールラウンドロードです。公式サイトでは「All-Rounder」に分類され、レース専用機ではなく、週末のサイクリングから通勤まで幅広く使える設計として紹介されています。理由は明快で、フレームは全モデルがALUXX系のアルミ、タイヤは最も細いモデルでも700x28cと、ひと昔前の入門ロードより太めの設定になっているからです。細いタイヤで路面の凹凸を拾いやすいレーシングモデルと比べると、段差や荒れた舗装で手や腰に伝わる衝撃が穏やかになります。クロスバイクからのステップアップを考えている人、通勤とサイクリングを1台でこなしたい人には、まずこのシリーズを候補に入れてもらって差し支えありません。一方で、ヒルクライムのタイムを本気で削りたい人にとっては、カーボンフレームのTCRなどが別の選択肢になります。CONTENDはあくまで「乗りやすさと価格のバランス」を優先したシリーズだと理解しておくと、期待とのズレが起きにくくなります。
D-FuseとOverDriveは何のための技術か
CONTENDの特徴として公式が挙げるのが、D-Fuseシートポストです。断面をアルファベットのDの形にすることで、路面からの衝撃や振動をしなりで和らげる仕組みで、上位のエンデュランスロードDefyと同じ考え方を取り入れています。アルミフレームは「硬くて突き上げがきつい」と言われがちですが、シートポストで振動を逃がす工夫があるぶん、長い距離でもお尻への負担が溜まりにくくなります。もう一つのOverDriveは、フォークのコラム(ハンドルとつながる軸)を上下で太さの違うテーパー形状にした設計で、ハンドリングの正確さに効きます。ただし、D-Fuseの効果は「振動が消える」レベルではありません。タイヤの空気圧が高すぎれば、どんなシートポストでも突き上げは強く感じます。乗り心地を整えるなら、まずタイヤ側面の推奨空気圧の範囲内で、体重に合わせて調整することが先です。技術名に期待しすぎず、空気圧とサドル位置の調整とセットで考えてください。
ALUXX=GIANT独自のアルミフレーム素材・製法の名称。SLグレードは上位の軽量版。/D-Fuse=D字断面のシートポスト(SL 1はハンドルにも採用)で振動を吸収する技術。/OverDrive=上下で径が異なるテーパーコラムのフォーク設計。/タイヤクリアランス=フレームに入る最大タイヤ幅。700x28cの「28」はタイヤ幅の目安。
2027モデルで残ったのは4モデル
いま新品で「現行」として選べるCONTENDは、CONTEND 3・CONTEND 2・CONTEND AR 4・CONTEND SL 1(2027)の4モデルです。根拠は、GIANTが公開した2027継続モデルの価格改定表と、2027モデルの新製品ニュースです。価格改定表にはCONTEND 2、CONTEND 3、CONTEND AR 4が継続モデルとして載っており、SL 1は2027モデルとして新しい仕様で発表されました。一方、CONTEND 1、CONTEND AR 1、CONTEND AR 2は、継続リストにも2027の新型一覧にも名前がありません。つまり店頭に残っている在庫がなくなれば入手できなくなる、という位置づけです。販売店のサイトでは2026モデルの一覧ページがそのまま残っていることが多く、「CONTEND 1が154,000円で買える」と書かれた情報を見て探し回った、という相談も受けます。これから買う人は、公式の製品ページで年式表記を確かめてから候補を絞ると、無駄な店回りを避けられます。
アルミロード全体の中でCONTENDがどんな立ち位置なのかを他ブランドと比べたい人は、こちらの記事も参考になります。

2026年9月の価格改定で、どのモデルがいくらになった?
CONTEND 2・3・AR 4はそろって9,900円の値上げ
GIANTは2026年9月1日、2027年の継続モデルについて希望小売価格を改定しました。公式の価格改定表によると、継続販売の19車種のうち8車種が改定対象で、CONTENDシリーズでは3モデルが含まれています。CONTEND 3は110,000円から119,900円へ、CONTEND 2は129,800円から139,700円へ、CONTEND AR 4は159,500円から169,400円へと、いずれも9,900円の上昇です。発表当時のニュース記事や販売店ブログでは「税込11万円のエントリーモデル」と紹介されていたCONTEND 3も、現在の希望小売価格は119,900円になっています。この差を知らずに旧価格を前提に予算を組むと、店頭で「思ったより高い」と感じてしまいます。ただし、販売店ごとに独自の値引きやキャンペーンを行っていることもあり、実際の支払額は店で変わります。比較の土台には公式の希望小売価格を置き、店ごとの提示額はそこから判断するのが確実です。
ネット上のCONTEND価格は、改定前の「CONTEND 3=110,000円」「CONTEND 2=129,800円」「CONTEND AR 4=159,500円」のまま残っているページが多くあります。現在の希望小売価格はそれぞれ119,900円・139,700円・169,400円です。見積もりを取るときは、どちらの価格が基準になっているかを店員に確認してください。
失敗パターン①:旧価格のページを信じて予算を組んだ
よくある失敗が、検索で見つけた販売店ページの価格をそのまま予算にしてしまうケースです。たとえば「CONTEND 2は129,800円」と覚えて来店し、ヘルメットやライトを含めた総額を計算していたのに、車体だけで139,700円と案内されて予算オーバーになった、という流れです。原因は、2026年9月1日の改定前に作られたページが検索上位に残っていることにあります。販売店の在庫ページは年式ごとに作られ、更新が止まったまま公開されていることが少なくありません。対策はシンプルで、価格はGIANT公式の製品ページで確認することです。公式ページには現在の希望小売価格が表示されており、改定の経緯は公式ニュースの「2027継続販売モデルおよび価格改定のお知らせ」で確認できます。そのうえで、車体価格とは別に、ペダル・ライト・鍵・ヘルメットなどの予算を最初から分けて確保しておくと、店頭で慌てずに済みます。
在庫限りのCONTEND 1・AR 1・AR 2は買っていいか
結論から言うと、サイズと色が合えば、在庫限りのモデルを選ぶのは悪い判断ではありません。CONTEND AR 1は希望小売価格242,000円でシマノ105と油圧ディスクブレーキ、公式重量9.3kg(Sサイズ・ペダルなし)という装備です。CONTEND AR 2は176,000円でティアグラを搭載し、どちらもチューブレス対応の700x32cタイヤと38mmまでのタイヤクリアランスを持っています。AR 1とAR 2は2025年に価格が見直されており、AR 1は275,000円、AR 2は198,000円から下がった経緯もあります。一方で注意したいのは、在庫はサイズごとに偏るという点です。身長に合わないサイズが「お買い得」として残っているケースも多く、値段に引っ張られてサイズを妥協すると、ポジションが出ずに乗らなくなってしまいます。CONTEND 1(154,000円、シマノ ソラ)も同じで、合うサイズがあるかを先に確認し、なければ現行4モデルから選び直すのが安全です。
CONTEND 3とCONTEND 2、差はフォーク1本分だけ?

フレーム・コンポ・タイヤはほぼ共通
CONTEND 3は、GIANTの2026モデル発表の中で「上位モデルのCONTEND 2をベースに、アルミフォークを採用して手頃な価格を実現した」モデルとして新設されました。実際に公式スペックを並べると、フレームはどちらもALUXXグレードのアルミ、コンポはシマノ クラリス、クランクはFSA Tempoの34/50T、カセットはシマノ CS-HG50の8速 11-34T、ブレーキはテクトロ TK-B177のリムブレーキ、ホイールはGiant S-R3、タイヤはCST Sprintの700x28cと、主要パーツは共通です。最大タイヤクリアランスも両方28mmです。つまり、変速の段数やギアの軽さ、ブレーキの効き方、タイヤの乗り味は、カタログ上は同じと考えてかまいません。違いはフォークの素材とカラー展開、それに重量です。店頭で「どちらのほうが速いですか」と聞かれることがありますが、パーツ構成が同じなので、走りの差はフォーク由来の重さと振動の伝わり方に集約されます。
| 項目 | CONTEND 3 | CONTEND 2 | CONTEND AR 4 | CONTEND SL 1(2027) |
|---|---|---|---|---|
| 希望小売価格(税込) | 119,900円 | 139,700円 | 169,400円 | 264,000円 |
| 公式重量(ペダルなし) | 9.9kg(S) | 9.4kg(S) | 10.3kg(M) | 公式ページに記載なし |
| フォーク | アルミ | カーボン | カーボン | カーボン |
| コンポ・変速 | クラリス 8速 | クラリス 8速 | クラリス 8速 | ティアグラ 11速 |
| ブレーキ | リム(キャリパー) | リム(キャリパー) | 機械式ディスク | 油圧ディスク |
| 標準タイヤ/最大クリアランス | 700x28c/28mm | 700x28c/28mm | 700x32c/38mm | 700x28c/32mm |

カーボンフォークで何が変わるのか
CONTEND 2はAdvancedグレードのカーボンフォーク(フルカーボンのOverDriveコラム)、CONTEND 3はアルミフォークです。公式重量はCONTEND 2が9.4kg、CONTEND 3が9.9kg(いずれもSサイズ・ペダルなし)で、このフォークの違いが重量差の主な要因と考えられます。カーボンフォークの利点は、軽さに加えて、路面からの細かい振動を手に伝えにくいことです。舗装の荒れた道を長く走ると、ハンドルを握る手のしびれ方に違いが出やすい部分です。ただ、平坦な道を通勤で走る程度なら、重量差を体感できるかどうかは人によります。坂道の多いコースを走る人や、週末に長い距離を走りたい人ほどCONTEND 2の恩恵が大きく、街中で使うのが中心ならCONTEND 3でも十分に役目を果たします。なお、アルミフォークは転倒や輪行時の扱いで神経質になりにくいという面もあり、ここは一長一短です。
同じパーツ構成でカーボンフォークと9.4kgの軽さを取るなら、長く乗る人向けのこの1台▼
失敗パターン②:太いタイヤに替えようとして入らなかった
CONTEND 2とCONTEND 3で見落とされやすいのが、最大タイヤクリアランスが28mmという点です。購入後しばらくして「もっと乗り心地を良くしたいから32cのタイヤに交換したい」と来店され、フレームに入らないと分かってがっかりされる方がいます。原因は、リムブレーキのキャリパーとフレームの隙間で、履けるタイヤ幅の上限が決まっていることです。標準の700x28cがすでに上限なので、太くする方向のカスタムの余地はほとんどありません。対策は購入前の段階で、将来太いタイヤを履きたいかどうかを決めておくことです。砂利道や段差の多い道を走る予定があるなら、最初から38mmまで対応するCONTEND AR 4を選ぶほうが後悔が少なくなります。舗装路中心なら28mmで困ることは少なく、空気圧の調整で乗り心地をある程度変えられます。
どちらを選ぶかの判断基準
判断の軸は「予算に余裕があるか」と「走る距離が伸びそうか」の2つです。CONTEND 3は119,900円、CONTEND 2は139,700円で、差額はペダルやライトなどの初期装備をひと通りそろえられる程度の金額です。初めてのロードバイクで、まずは通勤や近場のサイクリングから始めたい人、ヘルメットや鍵まで含めて総額を抑えたい人はCONTEND 3が合っています。反対に、クロスバイクですでに走り慣れていて、これから距離を伸ばしたい人、坂道の多い地域に住んでいる人はCONTEND 2を選ぶ価値があります。カラーも判断材料で、CONTEND 3はコールドアイアン・ナイトシールド・リッチホワイト、CONTEND 2はコールドアイアン・ナイトシールド・キャンディレッドの展開です。デメリットとして、どちらも8速なので、上位コンポに比べるとギア同士の段差が大きく、ペダルの重さがちょうどよいギアを見つけにくい場面はあります。
ディスクブレーキのCONTEND AR 4は誰に向いている?
「AR」は太いタイヤで道を選ばないシリーズ
CONTEND AR 4のARは、公式では舗装路だけでなく荒れた路面も走れるオールロードの考え方として説明されています。最大の特徴は、38mmまでのタイヤが入るフレームです。標準装備はGiant S-R3 ACの700x32cで、公式表記では実測幅が34mmとされています。CONTEND 2・3の700x28cと比べると、接地面が広くなり、段差の突き上げや荒れたアスファルトでの振動を受け止めやすくなります。通勤路に工事で荒れた区間がある人、河川敷の未舗装路を少し走りたい人には、この太さが安心材料になります。一方で、太いタイヤは転がりの軽さでは細いタイヤに一歩譲るため、平坦な舗装路でスピードを出す使い方が中心なら、CONTEND 2のほうが軽快に感じられるはずです。
| 重量 | 10.3kg(Mサイズ・ペダルなし/メーカー公表値) |
| サイズ・対応規格 | XS〜Lの5サイズ/12x142mmスルーアクスル/最大タイヤクリアランス38mm |
| 素材・仕様 | ALUXXアルミフレーム+カーボンフォーク/シマノ クラリス 8速/テクトロ機械式ディスク(ローター前後160mm)/700x32c |
| 希望小売価格 | 169,400円(税込・2026年9月1日改定後) |
機械式ディスクブレーキの長所と手間
AR 4のブレーキは、ワイヤーで引くテクトロの機械式ディスクで、ローターは前後とも160mmです。ディスクブレーキの長所は、雨でリムが濡れても制動力が落ちにくいことと、リムが削れないことです。雨の日も通勤で乗る人にとって、この点はリムブレーキのCONTEND 2・3に対する明確なメリットになります。機械式はワイヤー交換や調整を一般的な工具で行える点も扱いやすいところです。一方で、パッドがすり減るとレバーの引きしろが変わるため、油圧式より調整の頻度は多くなります。パッドとローターの隙間はわずかなので、調整に慣れないうちは異音やこすれが出やすく、不安なら自転車店に任せてください。ブレーキは安全に直結する部品なので、「自分で何とかなる」と思い込まず、効きに違和感が出たらすぐ点検に出すのが鉄則です。
リムブレーキとディスクブレーキの違い、交換時期の目安をもう少し詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

10.3kgという重さをどう考えるか
AR 4の公式重量は10.3kg(Mサイズ・ペダルなし)で、CONTEND 2の9.4kg(Sサイズ)と比べると重く見えます。ただし、計測サイズが違うので単純な比較はできません。フレームは大きいサイズほど重くなるため、同じサイズ同士で比べれば差は表の数字より小さくなります。とはいえ、ディスクブレーキ本体とローター、太いタイヤ、スルーアクスルの分だけ重くなるのは確かです。この重さが気になるのは、輪行で持ち運ぶ場面や、階段で自転車を担ぐ場面です。マンションの上階に保管する人や、駅の階段を使う人は、店頭で実際に持ち上げて確かめてください。反対に、平地の通勤やサイクリングで走っている最中に重量差を意識する場面は多くありません。重さのデメリットより、雨天の制動と太いタイヤの安心感を重視する人に向いたモデルです。
身長の高い人にはLサイズがある
見落とされがちですが、AR 4はCONTENDの現行モデルで唯一、Lサイズが用意されています。公式の適応身長はLが183-193cmで、CONTEND 2・3やSL 1が最大でMLの177-187cmまでなのに比べ、背の高い人にも選択肢があります。身長185cm前後の人がCONTEND 2のMLに乗るとハンドルが低く遠く感じることがあり、そうした人にとってはAR 4のLサイズが候補になります。一方で、XSの157-169cmから始まる点は他モデルと同じなので、小柄な人向けの選択肢が増えるわけではありません。サイズ表の数字はあくまで目安で、股下や腕の長さで合うサイズは変わります。購入前にはGIANT公式のジオメトリ表と、販売店での跨り確認を必ずセットで行ってください。
CONTEND SL 1は何が「上位」なのか
2027モデルはティアグラ11速に進化
2026年9月4日に発売された2027モデルのCONTEND SL 1は、シマノ ティアグラの11速を搭載しています。カセットは11-36Tで、クランクは34/50Tです。2026モデルのSL 1がティアグラ2×10速・カセット11-34Tだったので、段数が一つ増え、いちばん軽いギアも軽くなりました。CONTEND 2・3のクラリス8速と比べると、段数が多いぶんギアの間隔が細かく、上り坂や向かい風で「もう少しだけ軽いギアがほしい」という場面に対応しやすくなります。登り坂の多いルートを走る人ほど、この差は効いてきます。一方で、11速のチェーンやカセットは8速用より部品単価が上がる傾向があり、消耗品の交換費用は高めになることも頭に入れておきましょう。
・最初から油圧ディスクと11速で長く乗りたい人
・ハイエンドのPropelに近いエアロ形状の見た目を重視する人
・後からホイールやコンポを入れ替えるより、最初に上位パーツをそろえたい人
予算を抑えたい人や、まず続くかどうかを試したい人はCONTEND 3・2から始めるほうが合理的です。
ALUXX SLフレームとエアロ形状、ケーブル内装
SL 1のフレームは、CONTEND 2・3のALUXXグレードより上位のALUXX SLグレードのアルミです。公式では、ハイエンドのエアロロードPropel譲りのエアロチューブ形状と、エンデュランスロードDefy譲りのD-Fuseを組み合わせた設計と説明されています。ケーブル類はフレーム内部に内装されており、見た目がすっきりしているうえ、空気抵抗の低減にもつながります。ホイールはGiant ALP Discで、リム高は30mm、タイヤは700x28c、最大タイヤクリアランスは32mmです。ブレーキはシマノの油圧ディスクで、ローターは前後160mmです。ただし、ケーブル内装は整備性の面ではデメリットもあります。ハンドル交換やステムの高さ調整の際にケーブルの取り回しが絡むため、作業の手間や工賃が外装より増える場合があります。ポジション調整を自分で頻繁に行いたい人は、購入前に店で確認しておくと安心です。
264,000円と在庫の2026年型209,000円をどう比べるか
2027モデルのSL 1の希望小売価格は264,000円です。一方、2026モデルのSL 1は希望小売価格209,000円で、ティアグラ2×10速、前160mm・後140mmの油圧ディスク、公式重量9.6kg(Sサイズ)という仕様でした。2026年型は2027年型の発表によって在庫限りの扱いになっており、販売店に残っていれば価格面では有利です。判断のポイントは、11速化とカセットの11-36Tにどこまで価値を感じるかです。坂道の多い地域で乗る人、将来パーツを11速で揃えたい人は2027年型、平地中心で価格を重視する人は2026年型の在庫を探す、という選び方ができます。ただし在庫品はサイズや色の選択肢が限られるので、合うサイズがなければ無理をしないことです。見た目が同じでも仕様が違うため、店頭では「何年モデルか」を必ず確認してください。
サイズ選びで迷ったら、身長のどこを見ればいい?
公式の適応身長は「重なり」がある
CONTENDシリーズの公式適応身長は、XSが157-169cm、Sが165-175cm、Mが171-181cm、MLが177-187cmです(AR 4はさらにLが183-193cm)。表を見ると分かるとおり、隣り合うサイズ同士で身長の範囲が重なっています。たとえば身長172cmの人は、SとMのどちらにも当てはまります。この重なりがあるのは、同じ身長でも股下の長さや腕の長さ、柔軟性によって合うサイズが変わるからです。重なっている身長帯の人は、表だけで決めずに店頭で跨って確かめてください。多くのメーカーで共通する考え方として、前傾姿勢に慣れていない人や手足が短めの人は小さいほう、手足が長めの人や前傾に慣れている人は大きいほうを選ぶ傾向があります。ただしこれは目安で、最終的にはGIANT公式のジオメトリ表と販売店の判断を優先してください。
・身長が2つのサイズの重なりにある場合は、必ず店頭で跨って確認する
・股下の長さを測っておくと、店員との相談がスムーズになる
・公式のジオメトリ表(スタック・リーチ)で、ハンドルまでの高さと距離を比べる
・在庫限りのモデルは、合うサイズがあることを最初に確認する
失敗パターン③:身長だけでサイズを決め、ハンドルが遠かった
サイズ選びでよくあるのが、「身長175cmだからMでいいだろう」と表だけで決めてしまうケースです。175cmはSとMの両方に入る身長ですが、腕が短めの人がMを選ぶとハンドルまでの距離が遠く、前傾がきつくなって肩や首が痛む原因になります。原因は、適応身長の表が「平均的な体型」を前提にしている点にあります。実際には、股下が長くて上半身が短い人もいれば、その逆の人もいます。対策としては、購入前に販売店で跨ってもらい、ハンドルに手を置いたときの肘の曲がり具合を見ることです。すでに買ってしまった場合でも、ステムの長さや角度を変えることで、ある程度の調整はできます。ステムやハンドル周りは安全に関わる部品なので、交換作業に不安があれば自転車店に任せてください。
ハンドルの高さや遠さをスペーサーとステムで調整する手順は、こちらの記事で詳しく解説しています。

クランク長もサイズで変わる
意外と知られていないけれど、CONTENDはフレームサイズによってクランク長も変わります。CONTEND 2・3の公式スペックでは、XS/Sが170mm、M/MLが172.5mmです。2027年型SL 1は165mmまたは170mmの設定になっています。クランク長はペダルを回す円の大きさを決める部品で、脚の長さに合っていないと、膝の曲がり具合やペダリングのしやすさに影響します。身長がサイズの境目にある人は、フレームだけでなくクランク長の違いも判断材料になります。脚が短めの人が大きいサイズを選ぶと、クランクも長くなり、膝が窮屈に感じることがあります。ただし、クランク長による違いは小さく、多くの人にとっては気にならないレベルです。膝に痛みが出るなど違和感がある場合は、サドルの高さや前後位置から見直し、それでも改善しなければ販売店に相談しましょう。
買ったあとに必要なものと、目的別の選び分け
公式重量は「ペダルなし」──ペダルは別に用意する
GIANTの公式重量には「ペダル未装着時」と明記されています。これは重量の表記だけの話ではなく、販売時の状態に関係することが多く、スポーツ自転車ではペダルが付属しない、あるいは簡易的なものが付属するケースがあります。購入時にはペダルが付くかどうかを確認し、必要に応じて別途用意してください。初めてなら、普段の靴で乗れるフラットペダルが無難です。慣れてきたらビンディングペダルに替えると、ペダルを引き上げる力も使えるようになります。このほか、ライト、鍵、ヘルメット、空気入れ(仏式バルブ対応)は必須と考えてください。CONTENDのタイヤは仏式バルブが一般的なので、家にある英式用の空気入れがそのまま使えない場合があります。車体の価格だけで予算を組まず、これらの付属品の費用も最初から見込んでおくと安心です。
| 目的・シーン | おすすめのCONTEND | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|
| はじめてのロード・予算重視 | CONTEND 3 | 119,900円 |
| 週末に距離を伸ばしたい・坂が多い | CONTEND 2 | 139,700円 |
| 雨の日も通勤・荒れた路面 | CONTEND AR 4 | 169,400円 |
| 長く乗る前提で上位パーツを最初から | CONTEND SL 1(2027) | 264,000円 |
実は、リムブレーキのCONTENDが合う人も多い
最近はディスクブレーキが主流になりつつあり、「リムブレーキのモデルは時代遅れでは」と相談されることがあります。実は、CONTEND 2・3のリムブレーキには、入門者にとって分かりやすい利点があります。まず、構造がシンプルで、ブレーキの効き具合やシューの減り方が目で見て確認しやすいことです。シューの交換やワイヤーの調整も、ディスクブレーキより手順が単純です。また、輪行で車輪を外すときに、ディスクローターを曲げる心配やパッドの間にスペーサーを挟む手間がありません。晴れた日の通勤や週末のサイクリングが中心なら、リムブレーキで困る場面は多くありません。一方で、雨天時にリムが濡れると制動力が落ちやすく、長い下り坂ではリムが摩耗する点はデメリットです。雨の日も乗る人、山道の長い下りを走る人はディスクブレーキのAR 4やSL 1を選びましょう。
通勤・サイクリング・輪行、使い方別の注意点
通勤で使うなら、まず確認したいのは雨天の有無と駐輪環境です。雨の日も乗るならディスクブレーキのAR 4、屋根のある駐輪場があり晴天時中心ならCONTEND 2・3で問題ありません。スポーツ自転車は盗難に狙われやすいので、地球ロックができる頑丈な鍵を用意し、防犯登録も忘れずに行ってください。週末のサイクリングが中心なら、軽さを重視してCONTEND 2、坂の多いコースを走るならギアの軽いSL 1が向いています。輪行(電車に自転車を載せて移動すること)をしたい人は、車輪の脱着が簡単なリムブレーキのCONTEND 2・3が扱いやすいでしょう。どの使い方でも共通するのは、最初の1か月で乗り方と体の調子を確かめ、サドルの高さやハンドル位置を微調整することです。購入した店の初回点検サービスを使えば、ワイヤーの初期伸びなども調整してもらえます。
まとめ
まずはGIANT公式のCONTEND 2やCONTEND 3の製品ページで適応身長を確認し、自分の身長がどのサイズに入るかを把握したうえで、近くの取扱店で試乗や跨り確認をしてみてください。在庫限りのモデルを検討する場合も、サイズが合うことを最優先にしましょう。
※価格・仕様は2026年9月時点のGIANT公式情報(価格改定のお知らせ)に基づきます。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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